札幌 なぐりがき2
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この神社は北海道開拓に尽力した人々を祀っています。彼らが居なければ私は今、この地に足を踏み入れることも出来なかったわけです。感謝とこの土地での無事をお祈りしました。
おみくじも引いてみました。大吉でした。「小さな善行を積みなさい」と書かれていました。私は守ろうと思います。大きな善行は、しにくいです。小さな善行なら、どんどんできる気がします。
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神社で結婚式をしていた。
西洋風のチャペルで行うような結婚式は「夫婦と主との誓い」というようなイメージがあります。私はこのとき、初めて日本風の結婚式を見ました。雅楽と巫女さんの舞のなか、夫婦は頭を下げて向かい合います。参列する人も頭を下げます。
その様子を見ていると、夫婦が神様だけでなく、この土地の土や風やご先祖たちと契りを交わしているような、そんなふうに見えました。天空の主だけではなく、もっと広大な世界にまで誓いをたてるようなかんじです。
大袈裟です。でも、その場に居合わせると、そう思えてくるのです。本人たちは意外と、、着物がきつい、とか二次会の景品足りるかな、とかそんな心配事をしているのかもしれませんが。
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旅する人を信じる。
富良野に向かうバスの中で小沢健二の『我ら、時』をずっと聴いていました。
このアルバムは小沢健二が世界中を旅して、13年ぶりに行ったライブの音源です。
世界でいろんなものを見てきた彼が、それでも変わらなかった詩を信じて。
旅する人を信じる。
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馬の毛色をおぼえましょう。
栗毛、鹿毛、葦毛・・・。
フフフフーン!
あの子はお水を欲しがっています。今日はとても暑いからお馬も水が欲しいです。
前足を床に激しく叩きつけています。
これはいけません。美しくありません注意しなければ。この子は干し草を取ると、いつもこうして怒るのです。
馬の糞のことえお「ボロ」といいます。おぼえましょう。