蔓草雑話

あの話、その話、話題は蔓草のようにのびて。

生活

 

 我がアパートの近所にCGCグループのスーパーがあります。

 突然ですが、みなさんご存知?CGCグループの歌を。

 

知ってる人はご一緒に!

 

「♪あなたもわたしも C G C!」

 

「♪たーすけーらーれーたーり たっすっけたり!」

 

 

 私は北海道に来て初めてCGCグループのスーパーに行くようになったのですが、一ヶ月も経たないうちにすっかりこの歌に洗脳されてます。

 

 今日も帰りにこのスーパーで買い物をして、帰宅して、冷蔵庫にキャベツやら水菜やらをしまっていると、ふと、無意識にこの歌を鼻歌で歌っていいることに気づきました。

 そしてつられるように御夕飯の支度をしていた同居人のリンちゃんも歌っていました。

 

 フンフンフンフ 

 フフフンフンフン 

 フ フ フ

 

 たはははは わらっちゃうね

 おもしろい夕暮れ時でした

 

 

 

 先日、仕事終わりに同僚二人と一緒に地元の花火大会に行きました。

 私は祭りが好きです。どんなにしょぼくても、好きです。

 自分が住んでいるその土地の祭りに参加するということで自分がその土地により深く根付いていくような気がします。

 

 地元商店街がそれぞれ競うようにド派手な行燈を披露する行燈行列がありました。

 行燈に乗ったハッピ着た粋なオジサンの 

「エイヤーサー エイヤーサー!」

という大きな大きなコールに我々観衆も

「エイヤーサー エイヤーサー!」

とレスポンス。

 

 エイヤーサーに何も意味はない。

 原発とめろ!でも、オスプレイかえれ!でもない。

 ただ、ただ大きな声でエイヤーサー!エイヤーサー!!

 

 誰に宛てたメッセージ?

 こんなとき便利に登場、土地の神様。私たちはただ、「元気です!ありがとうございます!」とこの土地の神様に伝えているのかもしれません。

 

 

 

 

 目下ダイエット中のリンちゃん。白米断ちを決意した彼女から結構な量の白米をもらいました。

 「でもこの家に炊飯器なんてないヨ!」

 「鍋でイケルイケルー!」

 ということで、家にあるラーメン作るような小鍋で炊飯してみました。

 

 炊飯ジャーはないけども、私には「情報」があるッ!

 スマホで「炊飯 鍋」で検索すると出るわ出るわ簡単な米の炊き方。

 

 小学生の頃、飯盒炊爨やった記憶はあるんだけど、その時私は米当番じゃなかった気がする。カレーの具をひたすら切っていた気がする。

 なのでこれが人生初の「鍋で米を炊く」。

 

 計量カップなんてものないので、食べ終わったヨーグルトの蓋を活用して米を計る。ただし、何にも計れてない。きれいに擦切り2杯入れたところでこれが一体何合なのか、水はどのくらい必要なのか全くわからない。全く無意味な計量。まあ次回に役立つだろうと。

 

 水の量は今まで見てきた炊飯ジャーの記憶を頼りに、適当に入れる。

 

 沸騰するまで強火。

 沸騰したら底から軽くかき混ぜる。

 超弱火で15分。

 香ばしい匂いがしてきたら火を止めて15分蒸らす。

 できあがり。

 

 意外と手順は簡単。

 しかしこういう単純なものほど奥が深い。

 

 初めての「鍋で米を炊く」は水が多かったのか、べちゃったとしてしまった。

 だけどね、香りがちがうの!米の香りが炊いてる間からぷんぷんするの。

 それが超しあわせなの。

 

 いつか米が食える日のために。私は以前買っていたレトルトのキーマカレーをかけて食べた。

 

 美味しすぎて美味しすぎて、ずっとにやにやしてた。

 やっぱり米なんだな。と。

 

 という米を炊いた話を今日は朝から仕事場でいろんな人に話してまわった。

「きのう、わたし、鍋で米を炊いたんです」

 みんな好意的に米を炊いた話を聞いてくれた。やさしい人たちだ。

 ある人は「前日から仕込め」ある人は「蜂蜜を入れてみろ」ある人は「土鍋うめえぞ」ある人は「おこげが出来たら一人前」ある人は「米はすばやく研げ。とにかくすばやく」

 と、各々の米助言をくれた。

 みんな米にいろいろ持ってるんだなーと感心してしまった。

 

 

 北海道に来てからの日記はいよいよ「雑話」らしくなってきていい傾向。これからもこの調子で。