はじめのはなし
3.11以来、私の何が変わったか。
「死はすぐ自分のとなりにある」という確信と
「やりたいことがあるならすぐに実行せよ」という強迫観念にも似た思い。
毎日、私は今日という日に何か残せたかな?と自問自答しながら生活するようになった。
できるだけ毎日ノートに日記を記し、今日という日がなかった事にならないように自分の内に残してきた。
とても個人的な事柄を心のままに記してきた。
「わたしの秘密は、わたしのもの」
誰に読ませる訳でもなく、私ひとりのために、私が私を発見するために記してきた。
日記とはそういうものだと思って、誰の目にもつくブログはやる必要ないと思っていた。
しかし、友人にブログ開設を薦められるうちに「人目につくヒリヒリ感」もいいかなぁ。誰かの反応を受け止めるいい訓練にもなるのかなぁ。と思い始めた。
人はやっぱり、他者を必要とするもの。
どんなに強がっても。どんなに便利な世の中になっても。
昨日観た「少年と自転車」という映画はそんなことを教えてくれた。
私が自分を発見するために書いた文章が、もし誰かにとっても新たな発見になったら、、すごく気持ちのいいことだなぁ。
日本に住む一市民の雑話。
これを話したかと思えば、あれも話し、話題は枝分かれしながらも、つるりつるつる伸びていく。まるで蔓草のよう。
きっかけときっかけが絡まり合って一つの蔓草模様をつくれたら。